【岡山県】のんびり旅を楽しみたいなら岡山へ

岡山県は中部地方南東部に位置し、中国地方・四国地方の交通の要衝としての役割を果たしています。南部は瀬戸内海の穏やかで美しい自然が、北部は緑豊かな山々と温泉地に恵まれています。

降水量は1mm未満の日数が全国一位で、「晴れの国」と呼ばれるほど晴れの日が多いところです。温暖な気候から白桃やマスカット、ピオーネなど果物の栽培も盛んです。また、瀬戸内海の新鮮な魚介類は種類も量も豊富です。

産業は製造業、農業、林業、漁業まで幅広い種類があるのも魅力でしょう。

桃太郎伝説をめぐる

岡山は、全国的にも有名な昔話の「桃太郎」ゆかりの地として有名です。岡山駅前では、桃太郎像が私たちを迎えてくれます。そのモデルとなったのは吉備津彦命だと言われていおり、桃太郎伝説にまつわる様々な観光スポット点在しています。
まず立ち寄りたい名所が、吉備津彦命が祀られている「吉備津神社」。国宝に指定されている本殿・拝殿は創建年は不明ですが、室町時代応永32年に、足利義満によって再建された歴史あるものです。そのほか「鬼ノ城」や「鯉喰神社」なども見どころです。

しだれ柳が印象的な「倉敷美観地区」

昔ながらの町並みが残る倉敷は、観光スポットとして人気のエリアです。特に、白壁と瓦屋根が印象的な建物が建ち並ぶ「倉敷美観地区」は、しだれ柳と掘割りの水面に映る景色が美しく風情を感じさせます。かつて物資を積んだ川舟で賑わった倉敷川を運行する観光川舟に乗って、ゆったりとした時の流れに身を任せるのも良いでしょう。

また、倉敷美観地区の一角にある大原美術館は、西洋美術、近代美術を展示する美術館としては日本最初のもので、モネやエルグレコなどの有名作品も所蔵しています。重厚な石造建築の館内は、時を忘れてしまいそうな静けさに包まれています。

歴史的風情を感じる「岡山後楽園」

岡山市内にある「岡山後楽園」は、金沢の兼六園、水戸の偕楽園と合わせて「日本三名園」とされています。今から約300年前に、藩主池田綱政が政務の合間を過ごす場所として家臣に命じてつくらせた庭園です。園内には、藩主の居間とされた「延養亭」や、能舞台など当時の面影を感じさせる建物のほか、大輪の花を咲かせる蓮池、菖蒲園、茶畑などもあります。

品質の高い国内産デニムなら岡山

岡山・児島は「デニムの聖地」と称されるほど品質の高いデニムを生産することで、マニアたちから圧倒的な支持を得ています。岡山では古くより綿花の栽培が盛んに行われていたこと、紡績技術に長けていたこと、その素材の品質の高さや技術力に定評があったことなどから、1960年代にはデニムの生産がスタートしていました。岡山県産のデニムに「桃太郎ジーンズ」や「ドゥニーム」「フルカウント」などがあります。直営店をはじめ販売店ではデニムに詳しい店員さんも多いので、じっくり試着をしながらお気に入りの1本を見つけてみては。

ご当地グルメといえば

白桃

きめ細やかな白肌が特徴の岡山白桃は、果実も透き通るように白く、芳香が華やかで、甘みが強く、やわらかな口あたりです。特に大粒なものは、高級品として贈答用にも喜ばれます。

きびだんご

岡山市の銘菓として知られる「きびだんご」は、ほんのり甘く、もっちりとした食感の懐かしい味わいです。桃太郎のイラストが描かれたパッケージも多く、岡山らしいお土産として喜ばれます。

デミカツ丼

デミグラスソースでとじたカツ丼で、濃厚なデミグラスソースがあとをひくご当地グルメです。

津山ホルモンうどん

牛馬の流通拠点だった津山では、ホルモンが比較的手に入りやすかったことから生まれたご当地グルメです。ホルモンに醤油や味噌ベースのタレを絡めて、うどんと一緒に焼き上げます。津山市内には多くの店舗が軒を連ねています。

日本編集部(Nippon Editorial Department)
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