【長野県】豊かな湧水と自然に恵まれた長野県

長野県は、本州内陸部に位置する海に面さない内陸県です。全国の都道府県で四番目に大きく、8つもの県と隣りあっています。東西に120km、南北に212kmとやや縦方向に長く、3000m級の高い山が連なるため、可住地面積率は小さくなっています。

日本海へ流れ込む千曲川や姫川、太平洋に流れ込む天竜川や木曽川があり、川の周りには盆地が広がります。

内陸特有の気候が明瞭で、一日の最高気温と最低気温、一年の平均最高気温と平均最低気温が大きく、湿度が低いことがあげられます。年間降水量が少なく、特に長野盆地から上田・佐久盆地にかけては雨が少ない地域となっています。

優美な佇まいが印象的な国宝「松本城」

現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝の城です。白と黒のコントラストが美しく、春には桜が咲き乱れ、秋には燃えるような紅葉が城を彩ります。本丸庭園と天守観覧は有料ですが、公園自体は入場無料となっていますので、ふらりと散歩するのも良いでしょう。内堀に映る城の姿も大変優美です。

まつもと城下町は美しき湧水のまち

松本城の周辺では至る所で水の音が聞こえてきます。地下水が豊富で数多くの井戸や湧水スポットがあり、それら一帯を「まつもと城下町湧水群」としています。松本駅や松本城近くの観光案内所では湧水マップが配られています。マイカップを片手に飲み比べをしても良いでしょう。湧水を使ったコーヒーを提供する喫茶店なども多数あります。

一生に一度は善光寺

長野県の観光名所として忘れてならないのが「善光寺」です。日本最古の仏像といわれる一光三尊阿弥陀如来をご本尊としています。参拝者の宗派を問わず、一度訪れれば誰でも極楽浄土に行けるとことを約束してくれるお寺とされています。
7年に一度、御身代わりとなる前立本尊の御開帳があり、参拝者は700万人を超えることもあるほど。

長野県では「千曲川」と呼ばれる

「千曲川」は長野県を流れる代表的な川で、新潟および長野県を流れる一級河川で信濃川の本流です。千曲川を挟んで戸倉、上山田にある「戸倉上山田温泉」は、県内随一規模の温泉街です。

高地ならではの気候がつくりだす「高原野菜」

八ヶ岳野辺山高原は、高原野菜の大産地となっています。夏の冷涼な気候を生かしたレタスをはじめとした葉物野菜は、たっぷりと水分を含んでおり、シャキッとした歯ざわりとジュワッとした濃厚な甘みがあります。

ご当地グルメといえば

おやき

もちもちとした食感の皮の中には定番の餡子だけでなく、信州ならではの野沢菜やナス、きのこなどが入っています。素朴な味わいが魅力の伝統料理です。

信州そば

米作りに適さない土地で、そばの栽培が盛んに行われたことから、長野県ではそばの文化が発展しました。県内には多くのそば屋さんがあります。

栗おこわ

小布施グルメの代表されるのが「栗おこわ」です。老舗の菓子店でもお土産用のお弁当を販売しています。その場で炊きたてを詰めてくれるお店もあります。

イナゴの佃煮

海のない長野県では、貴重なタンパク源として古くより食べられていたのが「イナゴの佃煮」。小エビのような歯ごたえで、お酒のつまみによく合います。

日本編集部(Nippon Editorial Department)
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